風力発電向けサービス

サービス内容

オイルのトレンド分析と定期的なボアスコープ調査によるギヤボックス、メインベアリング、オイル冷却システム、フィルタリングシステムの予防保全を提案・実施しています。ボアスコープ調査はトラブルシューティングにも活躍します。現場にはGWO BST資格者を派遣しています。お客様の要望に応じて、ギヤボックストラブルシューティング方法のトレーニングも行います。オイル交換はIECの基準に沿った作業を行い、オイル交換トラックを活用した時間短縮も可能です。パートナー企業と協力してギヤボックス交換も行います。

IEC基準の清浄度管理された潤滑油交換作業

ボアスコープ調査

ボアスコープ調査実績

風車メーカー/型式

GE:1.5MW(S, SE, SLE)、2.5MW、3.2MW
Vestas:V80、V70、V66
Alstom:ECO74/1670
IHI NORDEX: IWT-0051
MHI:MWT1000A、MWT92(95)/2.4
Hitachi:HTW2.0-80

ギヤBOXメーカー/型式

Winergy:PEAS4390、PEAS4390,2、PEAS4375,6、PEAB4418、PEAB4395
Bosh-Rexroth:GPV450、GPV451、GPV500
Moventas:PLH-1100.1
Eickhoff:G48650XB、G48955x
NGC:FD2250
ZF:EH804A
ZOLLERN:PZ-3

取扱いブランド

Mobil

高性能ギヤオイル、油圧作動油、グリース

AMSOIL

高性能ギヤオイル

ソリューション事例

回転機器に特化したトータルメンテナンスによるダウンタイム削減

顧客名:E社様(社名非公開)

E社様はGE製の風力発電機を所有している発電事業者様です。
E社様の所有する風力発電機全基の回転機器(増速機や主軸受等)に対し、潤滑油や関連機器、ボアスコープ調査によるトータルでのメンテナンスを実施し、ダウンタイムの削減に貢献しております。
ダウンタイムとは風車の一部装置が故障や定期的なメンテナンスにより使用出来ず、風車自体の運転が出来ない期間の事です。このダウンタイムの削減により稼働率を向上させることが風力発電にとって、重要な要素となります。 当社ではE社様に対し、潤滑油のトレンド分析や定期的なボアスコープ調査による故障の原因を特定し、回転機器全体の寿命延長を図っております。また、IEC61400-4に準拠した潤滑油の交換作業やオフラインフィルターのご提案等を実施しております。
E社様は増速機の交換時に、内視鏡での調査を活用し、増速機内部及びシステム全体での初期状態を把握しております。これに合わせて定期的な調査を行うことで、故障の早期発見や適切なタイミングでの部材調達を判断し、機械自体の寿命延長とダウンタイムの削減に成功しております。

主軸ベアリングのボアスコープ調査によるダウンタイム削減

顧客名:G社様(社名非公開)

G社様は多くの風車メーカー製の風力発電機を所有する発電事業者様です。
G社様の所有する風力発電機に対し、2021年度より定期的なボアスコープ調査を実施しております。G社様では突発的な主軸ベアリングの損傷により、ベアリング交換が短いスパンで発生し、ダウンタイムの増加に悩まされておりました。
そのような中、当社から主軸ベアリング及び増速機のボアスコープ調査とIEC61400-4に準拠した潤滑油交換作業、潤滑油のトレンド分析を御提案し、実施しております。
ボアスコープ調査では主軸ベアリング及び増速機内部の状態把握や損傷状況の確認、故障の原因となる要素の特定を行い、原因の究明と部材の適切なタイミングでの調達に貢献致しました。また、潤滑油のトレンド分析により、潤滑油の状態を時系列で把握し、最適な交換時期を御提案しております。潤滑油交換時には、堆積した鉄粉等の異物を除去し、可搬式濾過機を使用した潤滑油の充填を行っております。
一連の御提案を実施し、機械そのものの寿命延長と適切なタイミングでの部材調達の判断に寄与し、ダウンタイムの削減に貢献しております。

お問い合わせ
サービスやSDSに関するお問い合わせ、その他のお問い合わせはこちらをご覧下さい。