サステナビリティの重要課題

三愛オブリグループでは、「サステナビリティ基本方針」のもと、当社事業と社会課題との関連性を整理し、サステナビリティに関する重要課題(マテリアリティ)を特定しました。私たちはエネルギーの安定供給という使命を果たしながら、これらの重要課題に積極的に取り組むことで持続可能な社会の発展に貢献していきます。

見直した重要課題

2022年11月にサステナビリティに関する重要課題(マテリアリティ)を特定してから3年が経過しました。
社会の変化とステークホルダーの視点を踏まえ、当社マテリアリティの妥当性や不足点を確認するため有識者と協議を行いました。

マテリアリティの見直しプロセス

当社グループには、石油関連事業、ガス関連事業、化学品関連事業、航空関連事業、その他事業と5つの事業領域があります。それぞれのバリューチェーン上にどのような社会課題が存在するかを洗い出し、それら課題が持つ正負のインパクト、リスクと機会を整理しました。その結果をESRS(欧州サステナビリティ報告基準)をベースにダブルマテリアリティ評価を進め、当社グループならではのマテリアリティを特定しました。

1.課題の整理

グローバル標準である ESRS(欧州サステナビリティ報告基準)に基づき重点課題を整理

2.社会・環境へのインパクト評価

各課題について、ステークホルダーや環境に及ぼすポジティブ・ネガティブインパクトを評価

3.自社への財務影響評価

各課題について、財務的なリスクと機会を特定し、その影響を評価

4.マテリアリティの特定

評価結果を踏まえ、インパクトマテリアリティと財務マテリアリティを特定

マテリアリティ特定の考え方

マテリアリティの見直しにあたっては、それぞれの課題を「E(環境)」「S(社会)」「G(ガバナンス)」に分類し、インパクト評価、リスクと機会については財務影響評価を行いました。影響の「大きさ」と「発生可能性」を1~5段階の数値で評価しています。以下の図は「社会・環境へのインパクトの大きさ」と「財務影響の大きさ」を軸にそれぞれの課題の重要度を示したものです。

気候変動リスク・機会への対応

私たちは、エネルギー供給を担うの者責務として、資源とエネルギーの効率的利用を追求し、地球環境を健全な状態で子孫に残すため、環境負荷の抑制に取り組みます。

リスク 機会 主な取り組み SDGsターゲット
  • 化石燃料の需要減による収益減
  • バリューチェーンでのGHG排出
  • GHG排出への炭素税等の導入
  • 大雨や海面上昇に伴う油槽所、
    航空機給油施設等の機能不全
  • 成長事業への積極投資
  • クリーン燃料等が新しい収益源に
  • クリーン燃料等への転換によりGHG排出量削減に貢献
  • サステナブル製品による収益拡大
  • 再エネオペレーションの拡大
  • 新業態への挑戦
  • 水素ステーション建設
  • カーボンニュートラル LPG販売
  • EVスタンドの設置
  • 太陽光発電設備の販売、PPA
  • グリーン電力の販売
  • コージェネレーション事業
  • SAFの受入、給油協力

7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに

13. 気候変動に具体的な対策を

14. 海の豊かさを守ろう

エネルギーの安定供給

エネルギーを安全、安定的に供給することで、人々の生活と産業を支えるパートナーとして社会の発展に貢献します。危険物を取り扱う企業として、危機管理と事業継続計画の強化に努めます。

リスク 機会 主な取り組み SDGsターゲット
  • 価格上昇や調達不足による供給先および地域社会の混乱
  • 安定供給には一定の環境負荷
    (GHG 排出等)が発生
  • 環境汚染等の対策コストが発生
  • 人材不足による供給不安
  • 事故や災害で安定供給困難となる場合は業績に影響
  • 非常時にもエネルギーを安定供給することは多くのステークホルダーへ良い影響を与える
  • 災害対応SSの拡充
  • LNG、LPG、潤滑油など多様で信頼できるエネルギーサービスの提供
  • 安定供給は事業の成立要件であり業績に大きく影響
  • 調達ルートの強化
  • 油槽所の強靭化
  • 羽田第二貯油基地の建設
  • 技術の継承
  • 危険物施設の災害対応、
    BCP 訓練
  • 環境安全監査の実施
  • 人財の確保、DXの推進
  • 特約店の事業承継

7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに

11. 住み続けられるまちづくりを

17. パートナーシップで目標を達成しよう

人的資本経営の推進

自社グループの発展と個人の幸せの一致を図るため人材育成やダイバーシティの推進、健康経営に取り組みます。多様な価値観によりイノベーションを創出し、社会に新たな価値を創造します。

リスク 機会 主な取り組み SDGsターゲット
  • 長時間労働やハラスメントによる人材流出、精神疾患
  • 労災による人的被害、賠償請求
  • 人材不足による経営基盤の脆弱化
  • 従業員のウェルビーイング向上による人材獲得、生産性の向上
  • 多様な人材活躍による業績向上
  • 人材開発による能力向上、業績向上
  • 従業員の安全、健康増進
  • 人材の定着と経営基盤の強化
  • 長時間労働の是正
  • ハラスメント教育
  • 人権教育
  • キャリア採用促進
  • キャリアアップ支援制度
  • 人事、給与制度の見直し
  • 仕事と育児介護等の両立支援制度の拡充
  • ジョブローテーションの実施
  • 階層別研修等
  • 労災事故の撲滅
  • 健康経営の推進

3. すべての人に健康と福祉を

5. ジェンダー平等を実現しよう

8. 働きがいも経済成長も

コーポレート・ガバナンス

経営の効率化と透明性の向上に努め、コンプライアンス経営に徹します。実効性の高いコーポレートガバナンス体制を構築し、その仕組みを重層的に運用することで業務の適正を確保します。

リスク 機会 主な取り組み SDGsターゲット
  • 不健全な経営による企業価値、 ステークホルダーからの信用低下
  • ガバナンス不全による企業価値低下
  • 健全な経営による株主価値、ステークホルダー価値向上
  • 優れたガバナンスによる投資家評判向上による企業価値向上
  • 取締役会の機能向上
  • 取締役会の実効性評価アンケート
  • 社外役員によるガバナンスの強化
  • 指名・報酬諮問委員会や
    サステナビリティ委員会等
    任意委員会の活用
  • 情報開示の強化
  • 株主との対話

12. つくる責任つかう責任

17. パートナーシップで目標を達成しよう